実家に帰ってきた時に荷物の整理をしていると、思わぬ懐かしいものが出てくるということもあるものです。
自分の両親は物持ちが良くてとても縁起物を大事にする人なので、普通の家庭であれば捨ててしまうようなものまで残っているということも少なくありません。
中にはこんなものがあっただろうかと驚いてしまうようなものまであって、不思議な気持ちになります。
羽子板など何時頃使ったのかわからないものもでてきて、興味が湧いてきました。
伝統的な行事や縁起物を大切にする両親です
実家に帰って久しぶりだったので荷物の整理をしておこうと押し入れを開けてみたところ、羽子板がでてきました。
子供の頃に遊んだものなのでしょうが、はっきり言って遊んだ記憶というのはまったくなくて一体何時からあるのだろうかと不思議に思ってしまいました。
そこで、両親になぜこのようなものがあるのかたずねてみたところ羽子板は日本の伝統行事だから、遊ぶか遊ばないかは別として持っておくべきだということで自分が生まれた頃に購入をしたということでした。
そして、物心つくかつかないかぐらいの自分が羽子板を持っている写真を見せてくれて、確かに使ったことがあるというのを知ることが出来たのです。
それ以降全く使用した形跡もありませんから、よくこのようなものを残しておいたと思う一方で残しておいてくれたおかげで、昔のことを懐かしむことができると感じありがたいと思いました。
そして、自分も縁起物を大事にしようという気持ちになることができました。
邪気を「ハネ」よける羽子板
押し入れからでてきた羽子板のおかげで少し興味が湧いたので、色々調べてみると羽子板には邪気をハネよける力があるということでした。
迷信と言ってしまえばそれまでかもしれませんが、これを持っていることによって邪気が何処かに行ってくれるのであれば悪くないかなと考え、せっかくなので持って帰ることにしたのです。
あって邪魔になるほど場所をとるものでもありませんし、なかなか綺麗でよく出来たものでしたから使いはしませんが、飾っておくのには悪くないかなと思ったのです。
部屋に飾ってみると考えていた以上にしっくりと馴染むものであり、部屋が明るくなったような感じがあってたしかに邪気がはらわれそうな気がしました。
実際に邪気をハネよけることができるのかどうかは別として、羽子板があることによって守られているという気持ちになることができるのはとても安心感があります。
気持ちを落ち着かせてくれるだけでも、縁起物というのは馬鹿にできない存在かもしれませんね。